4月17日(日)に「Paris – Roubaix(パリ〜ルーベ)」が開催される。

日本では「J SPORTS」にてライブ観戦が可能だ。

本記事では「パリ〜ルーベ」について、その歴史やちょっと変わっている点などにも触れ、どんなレースなのかご紹介していく。

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「モニュメント」の第3戦

1年間に開催されるロードレースの内、以下の「(5大)モニュメント」と呼ばれる、特に格式が高いとされるレースが5つある。

「Milan – Sanremo」
「ミラノ〜サンレモ」
3月開催
(イタリア北部)
「Ronde van Vlaanderen」
「ツール・ド・フランドル」
4月上旬開催
(ベルギー北部)
「Paris – Roubaix」
「パリ〜ルーベ」
4月上旬開催
(フランス北部)
「Liège – Bastogne – Liège」
「リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ」
4月下旬開催
(ベルギー南部)
「Giro di Lombardia」
「ジロ・ディ・ロンバルディア」
(イル・ロンバルディア)
10月上旬開催
(イタリア北部)

以上の5 t大会全てが1日で終了するワンデーレースだ。

「1つでも、1回でも優勝すれば、しぬまで自慢できる」と言われるほど、ロードレースファンにはもちろん選手にとっても特別な大会。モニュメントのうちの1大会を主軸に、1年間トレーニングを積んでいる選手もいるほど、気合の入れ方が違う。

ちなみに、2日以上かけて行われるレースは「ステージレース」と呼び、その中で最も格式が高いとされる以下の3大会は、「(3大)グランツール」と呼ばれている。

グランツール:
「ジロ・デ・イタリア」
「ツール・ド・フランス」
「ブエルタ・ア・エスパーニャ」

「モニュメント」「ワンデーレース」などのレースの種類については以下記事をチェック

【ロードバイク初心者向け】どのレースを見るべき?グランツール、モニュメントって何?/ロードレース観戦入門 必見主要レースの種類

「北の地獄」とも呼ばれるクレイジーなロードレース

大会名の通り『パリ〜ルーベ』はフランスの「パリ」から、ベルギーとの国境付近の都市リールにある町、「ルーベ」までの約250kmを北上して行くワンデーレース。

例年は4月第2日曜日に開催されるが、開催国フランスで実施中の大統領選挙の影響により、2022年は1週間ずれての開催となっている。(2021年大会はCOVID19の影響で10月に実施)

↑以上のマップはパリからルーベを単に結んだもの。実際に走るコースとは異なる。

最大の特徴は「ゴッツゴツの石畳」

このレースの最大の特徴は「石畳」の道を走ること。

ロードバイクに乗ってタイムや着順を競うロードレースは通常、舗装された道で開催される。石畳も人が「整備した道」という点では舗装路に違いないが、アスファルトの道に比べると路面の滑らかさや凸凹の差は歴然だ。

Paris-Roubaix 2019 パリ〜ルーベ

さらに、『パリ〜ルーベ』の石畳は、市街地に敷かれているようなキレイで美しいものとは大違い。農道として使用され、普段トラクターが通るような道だ。

トラクターのような重い車両が日々通行しているため、道両脇がえぐられ道中央部がモリ上がり、さらに凹凸が激しくなっている。レースに同行する車両も、車高が高くなっていたり4輪駆動になっていたり、”通常の”レースとは異なるものを使用しなければならない。

もちろん、選手が駆けるロードバイクも特別にカスタムされたものが多い。レース終了後にはどんな機材が使用されたのか、しばしば注目が集まることも。

しかし、”所詮は”ロードバイク。舗装されたアスファルトを走るために設計されたバイクで、荒れた路面を250km以上走りぬくのは一流選手にとっても超過酷な挑戦に違いない。

Paris-Roubaix 2019 パリ〜ルーベ 機材

実際に、本大会ではパンクだけでなく激しいクラッシュも続出する。そんなアクシデントを乗り越え、ガタガタの凸凹道からの振動に長い時間耐え続けなければならないため、「最も過酷なワンデーレース」と称されることも多い。そこから付いた異名が「北の地獄(Hell of the North)」だ。

ここが変だよ「パリ〜ルーベ」
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