最高標高は600m未満、獲得標高は4400m!?
2022年は、幾度ものアップダウンを越え全長254.7kmを走り抜くコース。
どの登りも最高標高が600mに達することはないものの、合計獲得標高は約4400m。優に富士山を超える数字だ。
しかし、そのほとんどのアップダウンが「バストーニュ」から「リエージュ」に帰ってくる復路に含まれ、その勾配もキツめ。
平均勾配8%超えが5つあり、そのうち3つが10%を超える。
往路はチームでペースを崩さず優位のポジションを維持することが重要。逆に言えばペースを乱そうとするチームも現れるかもしれない。
そして復路は、アップダウンでの激しい攻防が繰り広げられるだろう。アッタクを仕掛ける体力と、敵のアタックに食らいついていく体力はもちろん、自他の体力と局面を見極める冷静さも非常に重要になってくる。些細なミスが命取りだ。
パンチャーやオールラウンダー、またはクライマーが優勝のチャンスを握るLBL。
だがアップダウンということは、登りだけでなく、降りもあるということ。レース最後には降りからのフィニッシュが待ち受けている。
同じく降りからのフィニッシュだった『ミラノ〜サンレモ』にて、最後の高速ダウンヒルにより優勝を飾ったモホリッチなど、降りを得意とする選手にも注目だ。