突然ですがみなさん、平坦な道と坂道があったらどっちに進みますか?距離は同じです。
普通は苦しいのを避けるために平坦な道を選択する方が多いと思いますが、わざわざ坂道を走る人もいるのです。世間ではこの様な人を「坂バカ」と呼ぶこともあります。筆者である私も、そんな一人です。
私はバリバリの文化系で運動が大嫌いでした。だからこそ、一般的に考えて苦しいはずのヒルクライム(自転車で坂を登ること)を好きになるはずがなかったのです。では、坂道の何がそんなに私を魅了してしまったのか。それは「今まで見たことのなかった景色との出会いに大きく人生や価値観を変えられてしまったから」なのかもしれません。
1.達成感
なんたって、一番の魅力は「達成感」です。
峠道などの坂を、自転車で登ることをロードバイク界隈ではヒルクライムと呼んでおり、その最大の魅力が達成感と言っても過言ではないでしょう。登っている最中はとてつもなく苦しく、永遠と続く坂道を目の前にしながら必死に頂上までペダルを回し続けるのですから・・・。
ただし、それは下を向いているときだけ。辺りを見渡すと、自分がペダルを回した分だけ高い場所から普段味わえない絶景を見渡すことができるのです。その絶景を目の前にした瞬間自然の中での自分の存在の小ささに圧倒されます。
私自身も初めてのヒルクライムで絶景により圧倒されました。世の中にはまだまだ知らない絶景が広がっているのだと知るとワクワクしませんか?
2.自己成長を感じられる
体力の個人差はありますが、最初から淡々とヒルクライムをこなせる人は早々いません。
最初は脚を何度も何度もついて、繰り返し登り続けて前の自分よりこんなに登れる様になったという自己成長を堪能出来るのです。私もその1人でした。運動嫌いの私でしたが登れば登るほどいつの間にか早く登れるようになったのです。
最初は何回も足をついて登り、次は一度も足をつかないように登り、そこから過去の自分よりどれぐらい速く坂を登れるようになったのかタイムを計るようになり・・・。自分の中でも楽しみの幅がぐんぐん広がっていきます。