フロントライトはなぜ必要？
フロントライトはサイクリストの身の安全を守るための必須アイテム。暗闇では歩行者や小動物、ブロックなどの障害物は見えにくく、フロントライト（以下ライト）なしでは事故の危険性が高まる。しっかりと行く手を確認して走行することが重要だ。
そしてライトには自身の走行を手助けしてくれる役割がある一方、他者への注意喚起という重要な役割も持っている。街灯のある道でもライトなしでは、遠くからスピードを上げて接近してく対向車やサイクリストには、直前まで確認しずらく、接触事故の恐れがある。またコーナーに進入する際は、ライトの光が一歩先を照らしてくれることで、出会い頭の事故も防ぐことができる。
HECTRO DRIVE 500XL-LEZYNE（500lm）参照：LEZYNE公式サイトから
以上のことを考慮すると、ライトの用途は決して一つだけではなく、走行する環境によって違ってくることがわかる。
そこで今回は、ライト選びの1つの指標となる「ルーメン」の違いから、走行環境に適したライトをご紹介していく。
「lm（ルーメン）」とは
「lm（ルーメン）」とは国際的に定められた光束の単位のこと。簡単に説明すると、人間の目によって観測できる「光の明るさ（放射時）」の単位だ。数値が高いほど明るく見える。自転車用のライトにもこのlmが採用されており、商品のオンラインページやパッケージにはほとんど記載されている。
よって基本的に、lmの数値が高いほど、値段・大きさ・重量などが上がってくる。それではlmの異なるモデルを順にその用途と一緒にご紹介しよう。
10-300lmのライト