長距離を走る

ロードバイクは、長距離を速く走ることに特化した自転車だ。

マラソンと同様に有酸素運動であるサイクリングというスポーツは、走れば走るほど体力(持久力)や脚力(筋肉)が増す。身体能力が向上すると走行中に余裕(疲れづらいなど)が生まれ、より遠い場所や景色を楽しむなどサドルの上での視野が広がる。

また、体力温存や補給のタイミングなどを身を持って身につけることが出来る。

つまり「長距離を走れるようになる=体力や脚力がついてより余裕ができる」ようになるということだ。時間に余裕があれば、最低でも週2回はロングライド(100km〜)を心がけよう。

バイクコントロールの練習

見落としがちな「バイクコントロール」の練習。

「バイクコントロール」とは文字通りバイクを操る能力。コーナーや峠の下り坂をロスなくスムーズかつ安全にクリアする為に必要な技術だ。

よくシクロクロス(種目)の選手が行う練習だが、ロードバイク乗りにも必要なスキルとも言える。バイクコントロールの練習会は、ショップや有志で行なっている場合もある。

基礎的なバイクコントロールの練習は簡単だ。コーンやポールなど、目印を作り、八の字に回るだけ。目線の位置やスピードの加減、ハンドルを切るタイミングを鍛えられることができる。

バイクコントロール技術が上達すれば、走行中の危険回避や、コーナリング時の安全なライン取りなどにも役立つだろう。

上達は積み重ねの連続

モスコン

Photo by Justin Setterfield/Getty Images

サイクリングは持久スポーツである以上、とにかく継続して自転車と触れ合い続けることが重要だ。ペダルを踏めば誰でも自転車を進められる。しかし、充実した長距離サイクリングやレース参加などを視野に入れているのであれば、これらのスキルを身に付けての上達は必須だ。

ロードバイクに乗る回数/時間が増えれば増えるほど、よりサイクリングを楽しめるだろう。

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