「富士見坂(ふじみざか)」
豊島区高田(宿坂の隣)にある距離170m、平均勾配10.3%(Strava測定)の坂。
目白通りの近くに位置する有名な激坂だ。
都内にはいくつか「富士見坂」という名前の坂が存在するが、豊島区の富士見坂はそんな多数ある中でも比較的歴史の浅い新しい坂。
かつて富士山が頂上から見えていたことから、この名が付けられたとされている。今は高層ビルが立ち並んでおり見えなくなってしまった。
また、富士見坂頂上のY字路部分で合流する隣の「日無坂(ひなしざか)」の方が歴史が深いと言われており、こちらは昔樹木が覆いかぶさっていたため日中でも太陽が拝めなかったことによりこの名が付けられたとのこと。
古びた塀と石階段は今でも残っており昔の趣を感じさせる坂でもある。坂と坂の間の部分にも民家が並んでおり非常に珍しい構造となっているため、ぜひ足を運んで見てほしい。
(東京都公式ページより)
コース詳細
スタート地点は、先ほどご紹介した宿坂に向かう途中にある面影橋から宿坂通りを進み、最初のY 字路を右折した先にある。
スタート地点に立つと、まるで壁のような坂が立ちはだかり威圧感を感じることだろう。
しかし前半部分は3%前後の勾配がひたすら続くため、ペダルは比較的回しやすい。
後半に差し掛かると急に勾配がガクンと上がり、最大勾配32%の区間(Strava測定)に突入する。
同じ豊島区の有名な激坂である「のぞき坂」よりも最大勾配が高く、ペダルがかなり重くなる。
激坂を登る際にプロ選手でも使用する登り方が「蛇行」という登り方。常に直進して登るのではなく、くねくね進むイメージで蛇行しながら進むと少し登りやすくなる。
上半身でしっかりバイクを支えながらひたすらペダルを回して行く。
頂上から下を見下ろすと左手に階段状の「日無坂」が見え、真ん中に民家がたち並び、非常に珍しい光景が見渡せる。勾配こそキツいが「のぞき坂」と同じか、それ以上の景色と達成感が味わえることだろう。
参照:Strava
距離 | 170m |
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平均勾配 | 10.3% |
最大勾配 | 32.0% |
難易度 | ★★★★☆ |