ロードバイクのフェラーリ、コルナゴのフラッグシップモデルC60
C40に始まり、C50、C59と進化を続け、コルナゴの創業60周年を記念したフラッグシップモデル『COLNAGO C60(コルナゴ C60)』。ロードバイクのフェラーリとも評されるコルナゴのフラッグシップモデルだ。フレームセットでの新品価格は645,000円(税抜)であり、シートポストは25,000円の別売り品とされ、正に超高級車の領域。
新車価格は100万オーバーのロードバイク
電動デュラエースやカーボンホイールなど、この極上のフレームへふさわしいパーツ類を組み合わせていくと、あっという間に100万円オーバーとなる。おいそれと手が出せるモデルではないというのが一般庶民の感覚だろう。
しかし、中古車となれば一気に現実的な価格となる。100万オーバーの新車価格のスーパーロードバイクが、中上級者向けカーボンロードバイク程度の価格で買えてしまうのだ。しかも、たったの1年落ちの新古車レベル状態のモノが、だ。
ロードバイクの中古車は止めておいた方が良いのか?
素人には程度の判断が難しい
中古のロードバイクは止めた方が良い、という意見が多いのは事実である。素人目にはわかりづらい損傷がある等、ある程度のリスクを伴うからだ、というのが中古車を敬遠する意見の源だ。しかし、中古車ならではの楽しみもある。その筆頭が、新車では手に入れられない憧れモデルに手が届くという事だ。
C60に電動デュラエースで70万円代という価格
今回撮影へ協力をいただいたCROWN GEARS(クラウンギアーズ)で販売されているC60は、2015年モデルと、たったの1年落ちだ。
状態も非常に良好どころか、ほぼ新車。そんな状態の良いフレームへ、コンポーネントへ電動デュラエース 9070、ホイールにカンパニョーロのシロッコが組み合わされ、768,000円(税別、2015年10月現在)で販売されているのだ。既に各モデルの2016年モデルがデリバリーし始めている時期とは言え、ついこの間まで最新モデルであった機種。それがフレームセット単体価格プラスアルファで買えてしまうのだから驚きだ。
保証が付いている、その意味を考えてみよう
ネットオークションや家電等と一緒に扱われているリサイクルショップでの中古ロードバイクの購入は確かにリスクを伴うと感じる。状態チェックは完全に自己責任となり、よほどの知識が無い限りは良質な物件かを見極める事は困難だろう。
だが、クラウンギアーズの様にロードバイクの買取販売を専業とするショップも増えている。クラウンギアーズでもプロショップの経験を持つスタッフが販売前の状態チェックやメンテナンスを丁寧に行なっており、購入後も保証が付く。保証が付く。これはどういう事か?保証が付くという事はどの様な商品でも同じだが、販売者の自信の表れではないか。
厳しいプロの目でチェックされ、必要なメンテナンスを受けた上で販売される中古ロードバイクであれば、積極的に避けねばならない理由が見当たらなくなるのではないか。