2020年4月1日より、東京都では「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」により、自転車の利用者や、自転車を事業で利用される事業者を対象に自転車保険(自転車損害賠償保険等)への加入が義務化される。
これまでは『加入努力義務』であったが、事故を起こさない・遭遇しない為にも、万が一の事故の際に自身だけでなく、相手を守れるように忘れずに加入しよう。
なぜ自転車保険が義務化?
自転車は環境負荷もなく、健康増進にも役立つ交通手段だ。通勤・通学、買物など様々な用途に利用される移動手段である一方で、自転車に関連する事故の多発、一部の自転車利用者による危険運転、歩行者等の妨げとなる自転車の放置等が社会的な問題となっている。
そのため、交通ルールの習得や点検整備の実施といった自転車利用者が守るべき事項を明らかにするとともに、行政・事業者・家庭といった関係者の役割を明らかにし、自転車の安全で適正な利用を社会全体で促進することを目的として義務化された。