2020年9月29日、ドイツのスポーツバイクブランドCANYON(キャニオン)が同社のオールラウンドモデルである『ULTIMATE(アルティメット)』シリーズの2021年モデルを発表した。
キャニオンは2020年8月に、『ULTIMATE』シリーズにおける新たなグレード『CFR(キャニオン・ファクトリー・レーシング)』を発表したばかり。続々と登場する新モデル達に目が離せない。
「究極」の名を冠する軽量オールラウンド
ロードバイクの世界においてバイクの性能については、常にホットな話題だ。
レースにおいて誰が勝利するかは、おおむねバイクのパフォーマンスにかかっているとも言える。
勝つか負けるかはプロサイクリストにとって、最も重要なことであるが、一般のライダーにおいてもそうだ。より高いパフォーマンスへの探究心は、全てのロードサイクリストと結びつくもの。
だからこそ、自分自身の身体能力を余すことなく引き出せる、優れたパフォーマンスを持つバイクを活用する必要がある。
キャニオンは「アルティメット」シリーズを、ロードバイクのエンジンとしての自分自身に、そしてKOM(King of Mountain)やQOM(Queen of Mountain)を望むロードサイクリストへの回答だという。
勝利や目標達成を追い求める世界中のプロやアマチュアからの、長年の信頼がその証だ。
2021年モデルでは、従来から備える高性能なパフォーマンスに加え、フレッシュな新色をまとい登場。
アルティメットシリーズのクラシックなスタイルと特徴を際立たせる新色として、アレハンドロ・バルベルデによる2018世界選手権勝利にオマージュを捧げるレインボーホワイトや、ライトブルー、トゥルーグレー、ノンブルーが登場。これまでも人気の高いステルスデザインを採用だ。
ラインナップはすでに発売済みのCFR(キャニオン・ファクトリー・レーシング)モデルに加え、リムブレーキのCF SL、ディスクブレーキのCF SL、ディスクブレーキのCF SLX、そしてCF SLとCF SLXで女性専用設計のWMNモデルという構成。
モビスターチーム、アルペシン-フェニックス、アルケア-サムシック、キャニオン//スラムレーシングといったプロチームに供給されているグレードは、フレーム重量820グラム(Mサイズ)の軽さをもつCF SLXグレードのようだ。