CHAPTER2 REREの4つのポイント
CHAPTER2 REREポイント1-フレーム加工-
今回のエアロフレームを造る際に一番苦労した部分を伺ったところ、現在はシートチューブがホイールに沿って弓なりになっているが、実は元々は直線上にする予定だったとCHAPTER2日本担当マイケル氏が話をしてくれた。
UCIの審査でシートチューブの形状が直線では通らなく、今の弓なりの形状にはなったものの、空気抵抗の軽減が損なわれず空気が流れるようフレーム加工することが難しかったという。
結果的には見た目もスタイリッシュになったため、苦労が報われたとコメントをいただいた。
CHAPTER2 REREのポイント2-リバーシブル仕様のシートポスト-
REREに使用してあるシーポストにも秘密があり、リバーシブルで使用することができる。反対につけることでTT/トライアスロン人向けのポジションが取れるようになっているというのだ。これにより、35mm前にサドルを出すことができBBの上でペダリングすることができる。
日本のトライアスロンコースは海外の直線的なコースに比べ、Uターンするコース設定が多い。REREはロードバイクのハンドルの操作性は残しつつTTポジションが取れる。
また、小柄な日本人ライダーのことも考えて造られているので、XSサイズのフレームでもシートポストが上げられる。ポジションが出せるだけでなく見た目もスタイリッシュなままだ。
CHAPTER2 REREのポイント3-ダイレクトマウントブレーキ-
ブレーキは扱いやすいダイレクトマウントブレーキを採用。現在主流の太めのタイヤが取り付けられるようタイヤ幅は28mmまで対応可能だ。
CHAPTER2 REREのポイント4-日本製100%東レカーボンを使用-
フレームには品質の良い日本製の東レカーボンを100%使用している。
理由としては、東レ以外のカーボン素材で熱をかけたところ、無駄にカーボン素材が流れてしまい強くならないことがあったそうだ。
日本製の東レカーボンを使用すると、型に素材を入れて圧力を掛けた際には薄く強いフレームを造ることができたという。