カナダ政府によると今月4日、カナダ・ケベックの自転車メーカー「ルイガノ(LOUIS GARNEAU)」が、経営破綻により債権者保護の申請を行なったと明らかにした。
負債額は約3270万カナダドル(日本円:約24億5千万円)にも上る。
事の発端は3年前から
創設者であり代表のルイ・ガノ氏によると、ヨーロッパを拠点としていた顧客の2社が36ヶ月前に破産を発表。その結果がルイガノ社にも影響を及ぼし、経営破綻へと繋がった。
ルイガノは約5ヶ月前からケベック本社の従業員50人の解雇、及びウェアなどを製造していた織物工場を閉鎖していた。現在は従業員66人を一時解雇している。
尚、子会社である「ルイガノUSA」、「ルイガノメキシコ」、「Sugoi」への影響は無いとリリースで述べている。
ルイ・ガノ氏コメント
「我々は悲しく、従業員たちには申し訳なく思っている。この厳しい時期での忍耐に感謝している。小売市場のこの業界は厳しい時に直面している。我々に問題が起きたのは36ヶ月前、ヨーロッパの重要な顧客2社が破産し、それが今回我々の破産へと繋がった」とリリースでコメントしている。
今後は資金援助等を呼びかけ、破産から会社の再建を目指すという。
日本でも通勤・通学用自転車として、高い人気を誇るルイガノ。ブランド自体が無くなる訳では無いが、今後の会社の復活に期待したい。
LOUIS GARNEAU(ルイガノ)について詳しく知る(ブランド辞典)