高品質なカーボンフレームを提供しつづけ、ロードバイクユーザーからも高い支持を受けるフランスのロードバイクブランド「タイム」より、新しいロードバイクシリーズ「Alpe Huez(アルプデュエズ)」が発表された。
アルプデュエズはシリーズ「IZON(アイゾン)」の後継機となる位置づけだ。ツール・ド・フランスで看板コースとなっている峠の名前をつけられているあたり、クライミングバイクとして相当な矜持を持っていることが伺えるのではないだろうか。
シリーズ内の展開は、ハイグレードモデル「アルプデュエズ1(峠の最高標高のコーナー名)」と廉価グレード「アルプデュエズ21(峠の入り口のコーナー名)」だ。
タイム史上最軽量のカーボンロード
![アルプデュエズ1・レッドブラック](https://i1.wp.com/findbike.jp/wp-content/uploads/2018/02/f3b71b502a98d39e99a091be932012bb.jpg?resize=700%2C418)
引用:TIME
アルプデュエズ1の重量はSサイズで840g、タイム史上最軽量のカーボンロードバイクだ。前モデルのアイゾンから80g(-8.6%)軽量され、重量比剛性は25%向上している。フレームはタイム独自のカーボンをソックス状に編む「カーボンブレイデッド」、独自整形技術の成型技術の「RTM」(レジン・トランスファー・モールド)が用いられている。
また、従来モデルにも適用されてきた「アクティブ・フォーク」は継続採用。地面に近い箇所で振動を吸収する仕組みで、安定した快適なライドが可能になる。ただしこれは、アルプデュエズ1のみ選択できる。
![アルプデュエズ ディテール](https://i0.wp.com/findbike.jp/wp-content/uploads/2018/02/ALPE-DHUEZ_detail3.png?resize=1894%2C1282)
引用:TIME
840gという重量だけ見れば、確かに、他社にはさらに軽いモデルが存在する。しかし、あくまでタイムは軽さだけに注力するのではなく、快適性や剛性を伴う「タイムらしい乗りごごち」のバイクにすることが目的だったという。
限定50本のアクティブ・フォーク「アルティウム」
![アルプデュエズ1・アルティウム](https://i0.wp.com/findbike.jp/wp-content/uploads/2018/02/f39a3aa9ea559aa9ce537cdfadaf0ee1.jpg?resize=700%2C418)
ALPE D’HUEZ1LTD カラー:アルティウム 引用:TIME
アルプデュエズ1のアクティブ・フォークの限定カラーアルティウム。お値段は75万円(税抜)だ。今回のアルプデュエズもフレームのみの販売だが、「いつかはTIMEに乗りたい」と思っているユーザーの心を更にくすぐる仕様になっている。「タイムの限定カラーでヒルクライム…」そんな妄想をしてしまった人はいるのではないだろうか。
Alpe d’Huez V Web EN