担ぎの際にかかる腰への負担対策
第一の原因である担ぎの際の腰への負担軽減には以下の方法があります。
1. シクロクロスのマシンを軽量化する
いきなりお金がかかる方法ですが、これが最も効果的です。
シクロクロスにおけるマシンの軽量化は、他の自転車競技以上にレースを有利に進めるために有効なのです。
私がシクロクロスを始めた当時はカーボンフレームなど珍しく、コンポーネントやホイールも、今よりずっと重かったので、担ぎが多いコースだとすぐに腰が痛くなってしまいました。
資金に余裕がある方はフレームやホイールをカーボン製に交換したり、ハンドルやサドルを軽量なものに交換すると良いでしょう。
また、マシンの軽量化と言う意味では、ドロドロのコースでは早め早めにマシン交換をすると言うもの大切です。泥が付くと一気に自転車の重量が増えてしまいますからね。
ましてや、ドロドロのコースでは必然的に担ぎが多いレースとなるでしょう。そんな状況で常に泥が付いていない状態で走り続けることは、速く走る・腰痛対策、両方の意味で重要なポイントです。
2. 体幹の筋肉を強化する
自転車を担ぐ際には、担ぎ上げる瞬間と降ろす瞬間に大きな力が必要になります。よって、体幹の強化はとても重要です。
最近はインナーマッスルの強化など、トレーニング手法も進化しているので、ぜひ体幹は強化しておきたいところです。
3. 正しい担ぎ方・姿勢を身に付ける
これは基本中の基本ですが、レース中の苦しい時だと、意外に出来ていないものです。
特に、レース中の苦しい局面で自転車を担いだ際、前かがみになっている方を見かけます。これでは余計に腰が痛くなるので、背筋は変に曲げないようにしましょう。
動画サイトなどでトップ選手の担ぎを見れば良い姿勢がイメージし易くなると思うので、ぜひ参照してみて下さい。
シクロクロスの担ぎは奥が深い
この他にも「降りた勢いで、フワッと自転車を持ち上げると余計や力を使わない」とか「そもそも担ぎを減らすために乗車スキルを磨く」など奥が深いのですが、まずは上記3つのポイントを踏まえて対策をしてみて下さい。
担ぎがあるからこそシクロクロスは面白いのですが、担ぎがあるからこそ腰が痛くなると言うのは何とも皮肉なものです。
ぜひこれらを踏まえて腰痛を克服し、シクロクロスの担ぎを楽しんで下さい。