日本で発売されるかもしれないその前に!…
UCIロードレースの2ndディビジョンに位置する「UCIプロシリーズ」。このプロシリーズに分類される大会で主にレースを走るのが「UCIプロチーム」だ。
2022年シーズンは17チームが本ディビジョンに所属している。
メディア露出度的には、UCIワールドチームより低いため、特に日本ではあまり知られていないメーカーのバイクが使用されている。
本記事では、そんなUCIプロチームが使用するバイクから日本国内ではまだ販売されていない自転車ブランド*のモデルに絞り、ご紹介していく。
中にはグランツールなども走るチームもあり、UCIプロチームと言えど、そのバイクの性能は世界トップクラスと言えるだろう。
そんなバイクも、日本で購入できる日が近いかもしれない。ぜひ注目してほしい。
*メーカー公式の販売路を日本にまだ持っていないメーカー。
1. KTM(オーストリア)
2. Eddy Merckx(ベルギー)
3. MMR Bikes(スペイン)
4 DARE(台湾)
KTM BIKE INDUSTRIES
REVELATOR ALTO EXONIC
1938年に創業された工房に端を発するオーストリアの自転車ブランド「KTM BIKE INDUSTIES(以下KTM)」。「KTM AG」として自転車以外にもオートバイクなども製造するメーカーだ。
2022年シーズンでは、UCIプロチーム「B&B Hotels – KTM(B&Bホテルズ・KTM)」のネームスポンサーを務め、「REVELATOR ALTO」をチームバイクとして供給している。
「REVELATOR ALTO」はKTMの軽量クライミングバイク。
全体的に細身のチューブを採用し、完成車はUCI規定ギリギリの6.8kgに抑えている。
フロントフォークは高い横剛性を発揮する設計で、ライダーのパワーに瞬時に反応し、効率的にスピードへと変換。
軽さと合わさり、スムーズなヒルクライムを後押しする。
また、力強うそうな見た目のフロントフォークだが、エンド(先端)部分が若干折り返すような設計で、強度を高めているとともに、路面からの振動吸収性を高め、快適なライドもサポートしてくれる。
同じくシートステーはシートチューブ下方にオフセットされ、その接合部はわずかに曲げられているのがわかる。
空力性能とともに強度も高め、さらに路面からの振動吸収性も向上させるデザインだ。
KTM自体、日本未発売となっているが、本国サイトでも最上位グレードの「Rvelator Alto NanoPremium Carbon」のフレームを使用したモデルは、「REVELATOR ALTO EXONIC」のみであり、カラーも1色のみ。
シマノ新型アルテグラなどを搭載したその他のモデルは「Rvelator Alto Premium Carbon」のフレームを採用しており、そちらではチームレプリカカラーなど、デザインも豊富にラインナップされている。
【完成車】
- メーカー:KTM(ケイティーエム)
- モデル名:REVWLATOR ALTO EXONIC
- カラー:SUNSET+ORANGE
- サイズ:49 / 52 / 55 / 57 / 59
- コンポーネント:
SHIMANO Dura-Ace Di2 R9200(電動12速) - ホイール:
DT Swiss PRC 1400 SPLINE 35 CL 100 - フレーム重量:790g(-サイズ)
- 重量:6.8kg(-サイズ)
- 参考価格:€8,999.00
参照:KTM BIKE INDUSTRIES , B&B Hotels – KTM
1. KTM(オーストリア)
2. Eddy Merckx(ベルギー)
3. MMR Bikes(スペイン)
4 DARE(台湾)