DARE
2013年に自社初のロードバイクを発表した台湾の自転車ブランド『DARE』。
10年も経過しないうちに、高性能カーボンフレームを製作する技術と台湾が誇る生産力で、一気に成長を遂げたブランドだ。
2018年にはノルウェーに海外支社を設立し、同年ノルウェーのUCIコンチネンタルチーム「Uno-X Pro Cycling Team(ウーノエクス プロサイクリングチーム)」と契約し、2020年シーズンまでのUCIプロチーム昇格を目指した。
そして見事、202o年よりUCIプロチームに昇格し多くの勝利を上げてきた。さらに2022年6月、チームは2023年シーズンからのUCIワールドチームへの昇格を目指していることを公表している。
MA-AFO
DAREが新たに開発した軽量レーシングモデル「MA-AFO」。主にUno-Xが山岳ステージなどで使用するバイクだ。
フレームは、カーボン繊維にあらかじめエポキシ樹脂を含浸させたプリプレグを使用し、独自の「DGTMカーボン」を開発。エポキシ樹脂は熱で加工することで優れた硬さをもたらす樹脂のこと。
剛性が高く超軽量なカーボンとエポキシ樹脂を配合することによって、優れた耐久性も発揮するフレームに仕上がっている。
フレーム形状、特にヘッド・トップ・ダウンチューブには、後部を削ぎ落としたようなカムテール形状を採用。空力性と剛性を高めつつ、無駄を省くことによって軽量化も実現している。
シートクランプはトップチューブ下方に内装され、シートチューブ挿入口には、独自の防水キャップのようなものをかぶせる設計。空力性能に優れつつ、メンテナンス性も向上させている。
ペダリングのパワーを車体全体に伝える際に重要な、ダウンチューブとBBは太めの設計。特にBB上部は、余白を持たせるようにぶ厚めに設計。軽さと組み合わさり、より力強くスムーズなヒルクライムをサポートする。
シートステーは、細身のチューブを使用しながら、シートチューブを跨いでトップチューブに接合するようなデザイン。
路面からの振動吸収性を高め、フレームの強度増加にも貢献する設計だ。
その他『DARE』、そして「MA-AFO」に特有なのが、Di2用バッテリーをダウンチューブに内装する機構。シートチューブに内装していた従来のモデルから、メンテナンスの度にシートポストを脱着する手間を省いている。
そしてBB付近には、内側への”チェーン落ち”を防止する「チェーンキャッチャー」を装備。特にギアチェンジを頻繁に繰り返すヒルクライムでは、チェーン落ちを心配せずに安心して漕いでいくことができる。
【フレームセット】
- メーカー:DARE
- モデル名:MA-AFO
- カラー:
Grit Black
Racer Black
Jade Noir - サイズ:390 / 430 / 450 / 490 / 510 / 530
- フレーム重量:780g(450サイズ)
- 参考価格:-
1. KTM(オーストリア)
2. Eddy Merckx(ベルギー)
3. MMR Bikes(軽量クライミングモデル)
4. MMR Bikes(エアロモデル)
5. DARE(軽量クライミングバイク)
6. DARE(エアロモデル)