ロードバイクの整備においてなくてはならないもの、それが「工具」だ。

その中でも特段必要不可欠なものであり、本腰を入れた整備だけでなくサドルやポジションの変更やボトルケージの変更といった「少しいじってみたい」といったロードバイクのあらゆるメンテナンスに登場する工具が「六角レンチ」だ。

「アーレンキー」とも呼ばれる六角レンチ、今回はロードバイク初心者にお勧めなタイプの六角レンチをご紹介しよう。

六角レンチって?

©️PB Swiss Tool

六角レンチとは、ヘキサゴンレンチやアーレンキー、ヘックスなどと呼ばれる工具。日本工業規格 での呼称は、六角棒スパナとされている。

正六角形の穴付きボルトを固定、または緩めるために使用する。特に自転車は大概のパーツがサイズ違いのの正六画形の穴付きボルトで構成されており、六角レンチとは整備・修理に欠かせないものとなっている。

どうしてプラスネジじゃないの?

六角形の穴付きボルトは外形が円形のボルトを作れることに特徴がある。また、差し込んだときにボルトとの接触面積が大きく、正確に対応したサイズしか使用できないため、プラス&マイナスドライバーのようにボルトがナメにくい。頻繁に工具をいじるスポーツ自転車には持ってこいの規格なのだ。

ロードバイクで重要な4/5/6mm

ロードバイクの工具として、よく使用される六角レンチは、メーカーやモデルによって異なるものもあるが、ほとんどの場合4~6mmのものを使用することが多い。

4mm シートポスト・ステム・トップキャップ・ボトルケージなどの小物
5mm ブレーキ・ペダル・ディレイラーの固定など強度が必要なもの
6mm クランク

携帯工具や普段のメンテナンス用工具を選ぶ際に迷った際は、4~6mmの六角レンチが付属したものを購入すれば間違いはないだろう。

六角レンチに種類?

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