ただお洒落なだけじゃなく…

独特のデザインやカラーリングで人気の高いイタリアメーカーのロードバイクたち。しかし、お洒落なデザインなのはもちろんだが、ツール・ド・フランスを始めとするビッグレースで数々の勝利を生んできた、そんなイタリアの名ブランドをご紹介。

1. BOTTECCHIA(ボッテキア)
2. DE ROSA(デローザ)
3. PINARELLO(ピナレロ)
4. Willier Triestina(ウィリエール トリエスティーナ)
5. Bianchi(ビアンキ)
6. BASSO(バッソ)
7. Cipollini(チッポリーニ)
8. FONDRIEST(フォンドリエスト)

BOTTECCHIA(ボッテキア)

BOTTECCHIA T1 ENDURANCE

参照:BOTTECCHIA

BOTTECCHIA(ボッテキア)はイタリアの自転車ブランド。

1926年テオドーロ・カルニエッリが創業。1924、25年と2年連続でツール・ド・フランスを制覇した後に謎の死を遂げたイタリア人天才レーサーであり、創業者の友人でもあったOttavio Bottecchia(オッタビオ・ボッテキア)がブランド名の由来である。創業から長い時を経た現在でも、常に革新を求め続けている。

レーシングバイクは高い剛性、空力性能、安定性と軽さを全て兼ね備えている。長年に渡り多くの選手たちに愛されてビッグレースで活躍してきた。参考までに、1989年のツール・ド・フランスでグレッグ・レモンが劇的な逆転勝利を収めた時に載っていたバイクもボッテキアであった。

BOTTECCHIA(ボッテキア)について

DE ROSA(デローザ)

DEROSA SK PININFARINA2

参照:DE ROSA

DE ROSA(デローザ)はイタリアの自転車ブランド。

12歳から自電車フレーム製作に携わってきた創業者のウーゴ・デローザが1953年に独立して自転車メーカーを創業、これが現在のデローザの始まりである。正式名称はUgo De Rosa & Figli (ウーゴ・デ・ローザ・エ・フィーリ)で、デローザは略称。ロゴマークのハートは自転車に対するPASSIONE(情熱)の証である。

現在、実質的な経営者は息子のクリスティアーノ・デローザであるものの、81歳(2016年現在)となったウーゴ・デローザは現在も会社の代表であり、毎日工房に顔を出して職人たちにアドバイスを与えている。

フレーム作りにはスチール、アルミ、チタン、カーボンという4つの素材を使っているが、中でも生産量が多いのはカーボンで8つのモデルを展開している。また、ロードバイクは全て、レースを念頭に置いた上で設計されており、いわゆる「エントリーグレード」は存在しない。デローザのフレームは多くの選手たちを勝利へと導いてきた。なお、高級自転車ブランドのエディ・メルクスは、デローザから強い影響を受けている。

DE ROSA(デローザ)について・2022年モデルをチェック

PINARELLO(ピナレロ)

PINARELLO DOGMA F12

参照:PINARELLO

PINARELLO(ピナレロ)はイタリアの自転車ブランド。

1953年にプロレーサーを引退したジョヴァンニ・ピナレロが工房を立ち上げたのが始まりである。ロードバイクだけでなく、トラックレーサー、クロスバイク、トライアスロン用自転車、シティサイクル、子供用自転車も製造している。ピナレロを彩っているペイントは、創業者の息子であるファウスト・ピナレロが自らデザインしている。参考までに、彼は年間1万キロ以上を走るサイクリストでもある。

現在では一般的となった、インテグラルヘッドやカーボンバックを開発、また、ホリゾンタルフレームを採用する数少ないメーカーの一つである。初めてプロチームにフレームを提供したのは1960年のことである。1966年にはスポンサーチームが国際的レースで初優勝を果たした。1997年、姉妹ブランドであるオペラを設立した。1998年には世界初の「カーボンバック」モデルを発表した。2009年、世界初となる左右非対称のロードバイク、ドグマ60.1を発表、また同年、プリンスカーボンが2年連続となるバイシクルマガジン誌のレースバイクオブザイヤーを獲得した。

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Willier Triestina(ウィリエール トリエスティーナ)

参照:Wilier

Wilier Triestina(ウィリエール・トリエスティーナ)はイタリアの自転車ブランド。1906年にピエトロ・ダル・モリン(Pietro Dal Molin)により、自転車工房「スチールホース」としてイタリアのバッサーノ・デル・グラッパで創業された。

ィリエールのプロチームはジロ・デ・イタリアを含む檜舞台で数多くの勝利を挙げ、広く支持を集めるようになる。またイタリア国内の産業発展による自転車需要の増加もあり、事業規模を拡大。最盛期には300人規模の会社となり、1日200台の自転車を製造していた。

Wilier Triestina(ウィリエール・トリエスティーナ)について・2022年モデルをチェック

お洒落なイタリアのロードバイクメーカーまとめ(2022年モデル版)

お洒落なイタリアンブランド
ビアンキ・バッソ・チッポリーニ・フォンドリエスト

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