フロントライトの役割

ライトはサイクリストの身の安全を守るための必須アイテム。

フロントライトの役割は、行く手を照らし歩行者や衝動物、ブロックなどの障害物を「見て」自ら事故を防止すること。そして、他者にライトの光を「見られる」ことで自分自身の存在を知らせ、双方の事故を防止すること。「見る」「見られる」の2つの役割をもっている。

そこで今回はサイクリストにとって一つの命綱であるフロントライトの取付場所について、そのメリット・デメリットともにご紹介していく。

前回ご紹介したライトの明るさ「ルーメンlm」については以下記事をチェック。

明るさの単位「lm(ルーメン)」から見る、適切なフロントライト選び

フロントライトの装着方法

「フロントライトの装着方法」と聞いて疑問に思われるかもしれない。何故ならハンドルバーの上に直接装着するのが最も一般的であり、簡単だからだ。

しかし、ハンドルバーの上以外の箇所に装着することで、ハンドル周りがよりスッキリした見た目になることも。

クロスバイクなどフロントに籠やラックを取り付けている場合は、ライトの光が荷物に妨げられて前方を照らせない可能性もある。

そのような課題を解決するために、様々なフロントライトの装着方法をご紹介していく。

ハンドルバー編

ハンドルバー下側取付専用ライト

FLUX 850-Specialized(850lm)参照:Specialized

上がダメなら下に。最もシンプルな解決策だ。

一般的な上側取付専用ライトを逆さまにして取り付けることも可能ではあるが、中には周囲への眩しさの配慮や、より地面を照らすために、ライト上部をカットした配光処理が施されているモデルもある。電源ボタンやバッテリー残量の表示が地面を向き、何かと不便だ。

下側取付専用ライトはそのような課題に配慮しているアイテムなのだ。

プロ選手仕様、ハンドルバーブラケット

主にレース等に出場するために、自転車に乗るサイクリストにおすすめなのが、ハンドルバーブラケットだ。これはロードレースのプロ選手などもトレーニング時などに利用しているものだ。

アタッチメントによってハンドルバーから少し前方に伸びていおり、サイクルコンピューターやスマートフォン、アクションカメラとともにライトの装着を可能にするアクセサリーなのだ。ロードバイクをよりレーサー仕様にしたいサイクリストにはオススメ。

しかし、中には特定のアタッチメントにしか互換性がないライトもあるため、購入前に確認しておこう。

互換性が心配なら、エクステンションマウント

SAMRT MOUNT-KCNC 参照:KCNC

ハンドルバーに取り付けられるもう一つのアクセサリーが、エクステンション(マウント)。ハンドルバーと並行の短いバーを前方もしくは上方に取り付けれる。ハンドルバーと同様の筒状になっているため、上側取付専用ライトも(もちろん下側も)取付可能。筒状部の長さによっては、ライトやサイクルコンピューター等の複数のアイテムが取付可能だ。現在使用しているライトをそのまま使用できるアクセサリーだ。

じゃあハンドルバー以外は?

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