須走小山線(県道151号)冨士浅間神社前
富士スピードウェイの周回コースにも組み込まれている「須走小山線(静岡県道151号)」に沿って、プロトンは須走方面へ移動。
こちらも起伏のある道が続き、選手たちを苦しめる。
そして集団は須走小山線の終着地、「冨士浅間神社」前に到達。
正式には「富士山東口本宮 冨士浅間神社」。802年の富士山噴火の際、この地で鎮火の祭事を行なったのが起こりとされている。富士山須走口山道の守護神だ。
しかし、レースではこの冨士浅間神社の直前を左折し、小山町須走支所の方向へ。東京2020オリンピックとは異なり、神社を通過しないルートであるため、注意しよう。
「ふじあざみライン」起点付近
周回コース、須走小山線を抜けた選手たちは、いよいよ最後のヒルクライムへ。
ヒルクライムの舞台となるのは、富士山須走口五合目へと続く「ふじあざみライン」。
その実態は全長11.4km、平均勾配10%(最大22%)、区間獲得標高1,160mという厳しさ。ツール・ド・フランスに登場する名坂「アルプデュエス」を上回る区間プロフィールを誇っている。
そんなふじあざみラインの開始地点は、足湯も楽しめる「道の駅 すばしり」付近の静岡県道150号。
登り始めはほぼ直線で、道の両脇には木々が植えられ、芝生のような地面が続く。木々の間を行く道の先には、荘厳にそびえ立つ富士山を望むことができる。
最後のヒルクライムに出征する選手たちを声援で鼓舞し、富士山中枢に消えて行く集団を見送ることができる。
道の駅がそばにあるため、レース前後に休憩することもできるオススメの観戦スポットだ。