3Dプリンタを使うと、チタンフレームのロードバイクも作れてしまうのです。「DFM01 OUSIA(ディエフエム01・オージア)」はDMM.make Akibaと英国のデザインスタジオ Triple Bottom Lineの共同で制作されたもので、国際家具見本市「ミラノサローネ」へ出品されており、早期の市販化を目指しているとのこと。
実用可能な3Dプリンター・ロードバイクは世界初
「DFM01 OUSIA」は、ロードバイクフレームの主要パーツとなる、ヘッドチューブ、シートチューブ、BB(ボトムブラケット)、チェーンステーをチタン焼結による3Dプリンターで作成されており、残りはカーボンにて構成されています。フィッティングも、3Dプリンターなので、様々なサイズを製作できるそう。
UCI規定にも対応
特徴的な幾何学模様のデザインは、強度実験を繰り返した結果、この形へ行き着いたそうです。チタン部品の接合には、溶接ではなく接着剤が用いられ、軽量化にも貢献。UCI(国際自転車連盟)規定にも対応しおり、レース出場も可能なスペックです。
フレーム単体の価格は50〜70万円程度の見込み。ハイエンドのロードバイクとほぼ同等です。完成車重量は約7kgと、重量も同等です。
3Dプリンターがロードバイクへもたらす可能性
3Dプリンターを用いる事で、低コストで様々なサイズバリエーションを展開する事ができるため、フィッティングの重要性が高いロードバイクにとって、今後この分野は非常に重要な役割を担うかもしれません。