10万円台ロードバイク『FELT F75』の2016年と2015年モデルの違い

リア11速シマノ105が搭載された完成車で、10万円台中盤で買うことが出来るロードバイクの中で人気の高い『FELT F75』は、2015年モデルから2016年モデルの違いとは?

FELT F75とは

FELT F75 2016

「質実剛健な〜」と言われる事の多い、ドイツメーカーFELT(フェルト)のロードバイク中、最もスタンダードなレーシングロードバイクのシリーズが「F」シリーズ。

このFシリーズにはFRDを筆頭に、カーボンフレームを持つモデルは、F1, F4, F6と、一桁の数字でモデル名が振られています。アルミフレームを持つモデルは、二桁の数字でF75, F85, F95の3モデルを展開。

今回取り上げるのは、アルミフレームのロードバイクで最上位グレードながら、手頃な価格でロードバイク初心者にも人気の高い『FELT F75』です。

FELT F75のスペックをチェック

まずF75を語る上で、よく挙げられるのはアルミフレームに使われる合金素材について。航空機にも使われる高い強度を持つ7005アルミを使い、フレームパイプの肉厚を力のかかる場所に応じて厚さを変えて作られています。

このフレームパイプの厚みを場所によって変える「SuperLite Custom Butted」の技術を採用している事がポイントです。外見上の見分けはつかないのですが、あまり力のかからない所は肉厚を薄く、フレームパイプ接合部分は厚く、と最適化をする事で軽量化を図っています。

この製造方法自体は特段珍しいモノでは無いのですが、F75に於いてはフレームのサイズ毎に肉厚の設計も細かく設定するこだわり様が特徴です。

このSuperLite Custom Buttedにより、振動吸収性に優れ、アルミロードバイクの中では軽量な部類に入る重量を実現しており、レースで勝つことだけが目的!というプロアマレーサーではなく、街乗りやツーリングを楽しみたい、というロードバイクユーザーにとってオススメです。

2016モデルでの変更点

1 2