キャニオン(CANYON)が新型「エアロード(Aeroad)」を発表 6年越しの大幅進化と新技術を搭載した次世代バイクに

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©︎キャニオンジャパン

2020年10月6日、ドイツのバイクブランドCANYON(キャニオン)が、既に実践投入されていたエアロロードバイク、「エアロード(Aeroad)」の新型を正式に発表した。

https://twitter.com/Canyon_Japan/status/1313513094438481920

これまで、ZWIFT(ズイフト/屋内型自転車トレーニングアプリ)の広告にてマチュー・ファンデルプールとともに登場し、様々な噂と共に注目が高まっていたモデルだ。2020年内でのキャニオンのロードバイクに関するリリースは、新たなグレードである「CFR(キャニオン・ファクトリー・レーシング)」と「アルティメイト(Ultimate)」シリーズに引き続き3度目になる。

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良すぎるものを進化させる野心

長い間あまりに成功しているものは、改良することが難しい。変に手を加えすぎるとむしろ悪くなってしまったり、一部が向上しても他とのバランスが悪くなってしまう可能性もある。それでもロードバイクの開発を止めることの理由にはできない。

キャニオンもその野心を持ったブランドの一つであり、新型エアロードはディスクブレーキ化などのマイナーチェンジを含め、6年という長きにわたって活躍してきた先代モデルを引き継ぐ次世代のロードバイクだ。これまでプロ、アマ問わずのライダーから愛されてきたエアロードの特性を維持しながら、より良い方向に進化させたという。

AEROADのこれまでの功績

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©️キャニオンジャパン

2014 ツール・ド・フランス 第12/15ステージ 区間優勝 アレクサンダー・クリストフ
2015 ロンド・ファン・フランデーレン 優勝 アレクサンダー・クリストフ
2015 ツール・ド・フランス 第3/12ステージ 区間優勝 ホアキン・ロドリゲス
2019 アムステルゴールドレース 優勝 マチュー・ファンデルプール

これまでAEROAD CF SLXはその乗り手となってきたスプリンターだけでなく、クラシックスペシャリストやクライマーそれぞれによって勝利を残してきた。その汎用性は、エアロロードの枠におさまるところを知らない。

開発期間4年の集大成

前作AEROADが残した功績を上回るようなバイクの開発。キャニオンは2016年よりプロジェクトを立ち上げ、4年もの時間を費やした。結果、これまでの完成されたバイクをカタログスペック上でも大幅に向上させた。

1.前モデルから空気抵抗を-7.4w削減

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F1出身のエンジニアによって設立された「SWISS SIDE社」との共同開発により、F1カーの空力改善に使用されるスーパーコンピュータによるCFD解析を実施。F1で空力研究に用いられる技法を応用しつつ、世界で最も先進的とされるサイクルスポーツ用の風洞施設でも実験を行い、結果−7.4wの抵抗削減に成功した。

2. 170gの軽量化とねじれ剛性の14%向上を達成

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軽量化を行うと、チューブの強度を下げ結果ねじれ剛性が下がるのが一般的だ。

軽量化とねじれ剛性は相反する要素ではあるが、同じように相互関係にある繊維強度と弾性率の両方を極限追求したカーボン素材、東レ・トレカM40Xを採用。さらにフレームチューブ形状の最適化、シートポスト、コクピット、スモールパーツの一つ一つまで新設計を行い170gの軽量化、反応性を向上させるねじれ剛性の14%向上を達成している。

常識を覆す驚きのギミック

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