『パリ〜ルーベ』初代女王が「産休」で契約延長 プロレースでも働き方改革/ Trek-Segafredo Women ロードレース 2022(トレック)

2021年に初開催となった『Paris〜Roubaix Femmes』で初代女王に輝いたエリザベス・ダイグナン(Elizabeth Deignan)。過去にロード世界チャンピオンにも輝いている、現在33歳のイギリス人選手だ。

その彼女が所属するUCIウィメンズワールドチーム「Trek-Segafredo Women」より、

「2022年9月に予定されたダイグナンの第二子出産に伴い、彼女は『育休』をとり、チームは選手契約を2023年まで延長した」

ことが報じられた。

TREK

3年半前の2019年、ダイグナンは第一子となる女の子の出産し、プロレースへの復帰を果たしている。出産後も、「Paris〜Roubaix Femmes 2021」で初代優勝者に輝くなどトップレベルの成績を残してきた。

そして今回、夫の”Phil”氏とともに第二子を妊娠したことを、チームを通して発表した。

Trek Segafredo

UCI(国際自転車競技連合)は自転車競技における「男女平等」や「社会的包括」を推進していくための取り組みを兼ねてより行なってきた。

デイグナン夫妻の決断、そしてチームの措置を含む今回の発表は、プロサイクリング界において重要な出来事になったのではないだろうか。

これより先は、「Trek-Segafredo Women」による発表に含まれている、エリザベス・ダイグナンのコメントをご紹介していく。

本人コメント
「女子選手は30歳で引退」はもう古い

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