安全性の向上を期待
UCIが参加人数の縮小に合意した理由として挙げているのが、安全性の向上である。現在、プロトンが過密状態のため、障害物や他の選手との接触の危険性が高く、実際落車も頻繁に起こっている。レースへの参加人数を減らすことにより、危険性の低下が期待されている。ただし、事故は様々な要因が重なって起こることから、その効果には懐疑的な見方があるのも事実である。
チームの負担軽減になる可能性
近年はレースが増え、各チームにとって負担となっている。出場人数が減ることで、負担の軽減も期待されている。
選手同士の熾烈な代表争い
有力な選手を多く抱えるチームは、各レースにどの選手を参加させるか大いに悩むことになるだろう。また、参加枠が22減るという決定は、グランツール出場を目標にしている選手たちのモチベーションを削ぐ可能性がある。いずれにせよ、グランツールへの出場は今以上に狭き門となる。
レース展開の変化
参加人数が減ることで、これまでとは違った駆け引きや展開が予想される。来年のグランツールでレースがどのように繰り広げられるのか、今から楽しみである。
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