”速い”だけが全てじゃない
2020年9月23日、アメリカの大手自転車ブランドスペシャライズド(Specialized)が、軽量ロードバイク「エートス(Aethos)」を発表した。
【Break The Rules】
すべては走る楽しみのため、あらゆるしきたりに縛られず、最高のライディングクオリティーを追求したAethos(エートス)がついにデビュー。わずか585gのフレームは、市販される中で最も軽量のディスクロードフレームです。(S-Works、最軽量ペイント)https://t.co/GzkVCPCvds pic.twitter.com/IGW3A8tprS— スペシャライズド・ジャパン (@specialized_j) October 9, 2020
「〜Break the rule〜 すべては走る楽しみのために」をコンセプトに掲げられたエートスは、レースバイクのような「ターマックSL7」とは違い、”走りを楽しむ為に”生まれたバイクだ。
では、走りを楽しむ為のバイクとは一体どんなものなのか?
すべては走る楽しみのために
スペシャライズドと言えば、オールラウンドロードバイクの「ターマック」や、優れたエアロ性能で人気を誇る「ヴェンジ」など、革新的な技術でレース向けのロードバイクを作ってきたイメージが強い。
しかし、今回発表された「エートス」は、エアロバイクでもオールラウンドバイクでもなく、ただ純粋に”走るを楽しむために作られたバイク”だ。
しきたりを破る
「〜Break the rule〜(ルールを破る)」を掲げられたエートスは、以下4つの”しきたり”を破り、開発された。
1. バイク設計のしきたりを破る
エートスは、速さを追求したレースバイクとは違う見方で設計され、最新のロードバイクから更に進化した形となった。
2.ライドのしきたりを破る
ライドは楽しむものである。
3. レースバイクのしきたりを破る
UCI規定の6.8kg以下の軽量バイクに。ハイエンドバイク=レースバイクというしきたりを破った。
4. 自分たちで作ったしきたりすら破る
大々的なブランドのデカールの配置を変え、控えめなロゴとペインティングを採用。