ジロ・デ・イタリアでは今年も危険なクラッシュが次々発生
毎年熱い戦いが繰り広げられるジロ・デ・イタリア。今年は100回目の節目となる開催ということもあり、選手たちの気合は例年以上かもしれません。
そんな中、今年も選手たちがクラッシュする危険な場面が何度か見られました。特に大きな集団落車が発生したのは第9ステージですが、一番ダメージを受けたのが、先頭集団でトップ争いをしていたチームスカイのGeraint Thomas(ゲラント・トーマス)選手。落車した選手たちがレースに次々と戻る中、しばらく立ち上がることすらできませんでした。
ステージ9で起きた集団クラッシュ
トーマス選手は完走したものの…
トーマス選手は強い精神力でなんとかレースに復帰、傷だらけの体でみごと完走を果たしましたが、トップから5分以上遅れてしまいました。インタビューでは気丈に振る舞っていましたが、悔しさが伝わってきます。
ゴール後にインタビューに答えるトーマス選手
クラッシュの原因
第9ステージで起きたクラッシュの原因は、道路で停止していた警察のバイクと一人の選手が接触したこと。報道によると、この警察官は集団の後ろに付くため道の端で通過待ちをしていたそうです。勝負は時の運と言いますが、当事者にとっては何ともやりきれない事故でした。
クラッシュは他のステージでも起きていた
ステージ4
道が二手に分かれるポイントで選手たちが進行方向を間違え、その混乱によってクラッシュが発生した模様。左に行く選手、右に行く選手に加え、前に進もうとする選手もいてカオスです。
ステージ10
ステージ8ではロシアのPavel Brutt(パヴェル・ブルット)選手が民家のフェンスに激突、勢い余ってフェンスの向こう側へ。一歩間違えれば、大事故になっていたかもしれません。
まとめ
常に危険と隣り合わせのプロロードレースの世界。ジロ・デ・イタリア最終日の5月28日までこれ以上大きな事故が起きないよう願います。