Bianchi(ビアンキ)の概要
Bianchi(ビアンキ)はイタリアの自転車ブランド。
1885年にイタリアで創業され、130年以上の歴史を持つ老舗ブランド。現在乗られている自転車の形が発明された年に創業しており、現存する自転車ブランドの中では最も長い歴史を持つ。まさに自転車の歴史と共に歩んできたと言えるブランド。1988年からはCycleurope AB社傘下のブランドとなった。
1955年から1992年にかけて存在した自動車ブランド「アウトビアンキ」の出自はビアンキの自動車部門である。第二次世界大戦後に経営不振へ陥ったため、フィアットとピレリの資金援助を受けアウトビアンキとなった。
ビアンキは、ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスなど、グランツールで多くの実績を残している。特に有名なのはファウスト・コッピやフェリーチェ・ジモンディ、マルコ・パンターニといった選手たち。彼らはビアンキのバイクを使用し、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスで総合優勝を果たしている。
また、ロードバイクに限らず、マウンテンバイクの製造開発も積極的に行っている。近年ではクロスカントリーバイクにも力を入れており、ワークスチームも擁している。2004年のアテネオリンピックでは、ビアンキのクロスカントリーバイクに乗ったジュリアン・アブサロンが金メダルを獲得した。
イタリア語で「青い空」の意味である「チェレステ」と呼ばれる青緑カラーがブランドアイコンとして有名。この色は、その年のミラノの空の色を見て現地の職人が色を調合すると言われており、同じ「チェレステカラー」と呼ばれる色でも、年ごとに違った色になっているという話もある。
日本で販売されるビアンキのモデルはアメリカや日本で企画・デザインされ、台湾で生産されるたもの。これは世界各地のニーズへ合わせたモデル開発を行っているためである。日本での販売はサイクルヨーロッパジャパン株式会社が行っており、2009年12月には直営店であるコンセプトストア「ビアンキ・ストア」を、東京・外神田をはじめ日本国内へ6店舗展開している。自由が丘店ではカフェを併設した「ビアンキカフェ&サイクルズ」を展開しており、ライフスタイル提案を含めたブランド展開が特徴である。
他のブランドが毎年10月に新モデルを発表し、12月頃から店頭へ並ぶのに対し、ビアンキは夏頃に新モデルを発表する。早い車種で12月頃から店頭に並び始め、遅いモデルは年が明けてから納車される場合もある。また、店頭在庫を持たせる事が少なく、予約で完売するモデルも多い。
Bianchiの基本情報
名称 | Bianchi(ビアンキ) |
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国 | イタリア |
公式サイト | Bianchi公式サイト |
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